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上級天使とタロット

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ワールドガイダンスで言及されてた上級天使のオリジナルタロットってどんなものだろうかと考えてみる。

才能があるんだか無いんだか分からない、無名の幻想画家にデザインさせたっていう感じの不気味でグロテスクな絵柄。持ち主の荒廃した精神世界が余す所なく表現されているような禍々しいカード。
描かれてる人物は全部異形の姿に歪められてて、元々の面影はかすかに残ってるんだけど、なにせ歪み過ぎてるので上級天使にしか解釈できない。素人目にはどのカードも不吉な解釈しかできないように見える。
絵柄がモノトーンか毒々しい色使いかは迷うところ。基本モノトーンでカードごとにアクセントの色があるとか、いいかもしれない。

意外とマルクト教団的な要素は薄いかもしれないなぁと思う。
マルクト教団は上級天使が創った訳ではないし、彼にとってマルクト教団は足枷であり踏み台であって、彼自身の精神世界と完全にイコールではないと思うし。(後々その境が曖昧になっては来るけど)
あーでもどうだろうな。幼少期からマルクトで育ったんなら絶対その刷り込みはあるだろうな。

何にしろ、とにかく普通の神経なら持ってるのが嫌になりそうな、悪趣味で退廃的なタロットカードだと思う。「そんなので占われたら死ぬ」って感じの(笑)
でも上級天使自身はかなり気に入ってて、毎日のように世界の行く先をそれで占ってる。不吉である。
あ、タロット自体は何種類も持ってると思います。普通に流通してるようなのも。

 
それにしてもタロットカードが趣味って良く分からないな。占い屋をやってる訳でもあるまいし・・・。
占う事はどちらかといえばおまけで、カードの図柄から寓意を読み取ったり、そこから世界の仕組みや人間の心理について考察する事が好きなんだろうな、と思う。
宗教家としてはある意味ぴったりな趣味?

  • 2012/04/25(水)
  • 考察&萌語り&SS