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更新とBAROQUE▲SYNDROME感想

絵は昨日描いたので、今日は文字だけです。

バロシンをプレイしたことで、大熱波前の世界について曖昧だった部分がけっこう補完されたので、「文」にあるBAROQUE年表を大幅に修正しました。
自分が書いたり描いたりする時に参考にするため、西暦など具体的に書いていますが、まぁそこまではっきり特定できるとは思っていません。「だいたいこの辺かな~」という感じです。キャラクターの年齢も個人的なイメージです。あと好み。
まずストーリーが一本道のバロック本編と、マルチストーリーのバロシンを同じ時間軸に置くこと自体に無理があるんですが、個人的には地続きの世界である方が燃えるので、なんとか辻褄を合わせつつ融合させたいなぁと思っています。

しかし・・・最近はバロック創作以外にもやりたいことが色々とあるので、なかなかちゃんとした絵が描けません・・・落書きはいっぱいしてるけど。
管理する場所は少ない方が良いと考えているんですが、なんだか、もうひとつ雑記帳が欲しくなってきました。
今のところtwitterがその役割を担ってはいますが、twitterはリアルタイムにその時思った事を呟くための物で、覚え書きにはあまり向いてないですね。
リアルタイムだからこそ、その場で言っていい事と悪い事のタイミングというものもありますし。
まあそんなの自分が気にしてるだけで、他人は何とも思ってないような事なんでしょうが(てか自分が見てるTLと他人が見てるTLは違うし)、
私はこのようなブログでの方が、心理的に書きたいことを書けるような気がします。
でもだからといって、バロック創作と関係ない日常的な話題とをごちゃ混ぜにするのもどうかなと思うので、バロック以外の話題を書くブログも欲しいなぁと思う今日この頃です。

で、後回しになってしまいましたが、ここから先日クリアしたシンドロームの感想になります。
長くてネタバレもあるので続きに畳んでおきます。

続き

まず攻略過程は以下のような感じでした。

ルビ編→アミ編2→ルビ編(ミラルカ登場)→リエ編→レイカ編→リエ編→アミ編1

これはほぼ難易度順になってるんじゃないかなぁと思います。
アミ編1はどういうルートを辿ればいいのかさっぱりだったので、ここだけ攻略情報を見て進めました。

各ルートの概容は以下のような感じです。

ルビ編 NOMALEND
フミの登場回数が多い。
キツネたちは失踪したスズメを追って正面から堂々と神経塔に向かい、マルクトの試練を受ける。
翼の青年は上級天使の手下だがキツネを助ける(試す)。
スズメは洗脳されてマルクトに入信したが、最後は洗脳が解ける。

アミ編1 TRUEEND“後”編
キツネたちは翼を背負ったアミを追って神経塔に辿り着き、マルクトに捕まる。キツネへの試練がないため、翼の青年は登場しない。
捕まったキツネは橘博士に会うがすぐに別れる。博士の言葉で、アミがアサキのクローンである事が判明。
キツネを妨害しようとした上級天使はアサキのクローンたちに襲われる。
スズメは父親を連れて神経塔を脱出(?)。キツネは事件の後もバロック屋を続ける。

アミ編2 TRUEEND“前”編
アミはTV局から飛び出した後、ゼロ地区で異形に殺される。
その後死んだはずのアミがTV番組に出てきた所でストーリーが終わる。

リエ編 BADEND

キツネたちはゼロ地区にあるケテル製薬の廃ビルから地下水路を通って神経塔に潜入。
案内を終えたルビは死んでしまう。
そこでスズメと、異形の産みの親である橘博士が登場。
スズメは父親の実験を止めるためマルクトに潜入しており、橘博士を殺そうとする。
キツネはリエを助け出して神経塔を脱出。リエは後にマルクトの信者になる。

レイカ編 GOODEND

マルクトから招待状を受け取ったキツネたちは神経塔に行き、上級天使の演説を聴いた後に試練を受ける。
翼の青年はコリエルのリーダーで、キツネたちに協力するが、上級天使に撃たれて死亡。彼の意志は恐らくスズメが引き継いだ?
他のルートではスズメは最後行方不明になるが、このルートでは帰ってきて、引き続きマルクトを調査している。

以上。
~ENDというのはこういうノベルゲームによくある表現で、私感になりますが、参考になるかと思い書きました。
バロシンの○○編という書き方は、ぶっちゃけとても紛らわしくて分かりにくいです。
どのシナリオでもルビ、リエ、アミとは一通り行動を共にするし、一番自然な選択肢を選んで辿り着くルビ編はあまりいいENDではないし。
レイカ編に至っては、なぜレイカ編なのか、もう訳が分かりません。レイカさん出てこないし。

 
全体的な感想ですが、なによりもまず、予想以上にバロック的だったなぁ、と感じました。
バロシンはバロック本編とはスタッフも違うし、監督の米光さんも監修程度にしか関わってないと聞いていたので、あまりバロック的な雰囲気を期待しないでプレイしたのですが、
始めてみると意外にも、これは上手い具合にバロックらしさをノベルゲームに落とし込んでるなぁ、と思いました。
具体的にはシナリオ構成ですね。始まりと終わりは大体同じだけれど、通る道がちょっと違うという所。バロシンの方が本編よりも「多層展開」って言葉が似合う気がします。

それから登場人物もみんなバロック的だなぁと思いました。端的に言うと変人ってことですが。
職業とか言葉の言い回しだけでなく、行動もどこかおかしいんですよね。主人公のキツネでさえ。
3人いるヒロインたちも“普通の女の子”ではなくて、みんなちょっと電波系、
ルビは無職で正体はマルクトの手先だし、リエは自傷癖があって両親を殺していて、アミは頭の病気で実はクローン。
ヒロインだけまともだったら萎えるな・・・と思っていたのですが、全く期待以上でした。

グラフィックは立ち絵がなくてスチルだけ、しかも登場人物の顔は影になっていてよく分からない、という演出も好きです。
バロック本編は低解像度な画面故に、キャラの顔立ちや表情がよく分からなくて不気味だったのですが、バロシンはリアル系の3DCGで同じ不気味さをよく表現してると思います。(リメイク版もこんな感じでリメイクしてくれたら嬉しかったのに・・・)
そして傷の描写が無駄にリアルでグロいです。なんていうか、こだわってますねー・・・。

BGMは挿入のタイミングが効果的で、なかなかの名曲揃いでした。
平常時は効果音だけなので、BGMが流れてくると「これから何かが起こるぞ」という感じがして、テンションが上がります。
特にマルクトの試練&上級天使の演説の場面で流れる曲と、タランテラのメロディに感動しました。

ストーリーも、結局一番生き残って欲しいルビはどうあがいても死んでしまう所とか、キツネがした事はほとんど何の意味も成さなかったという所は、やるせないけど好きですね。

 
各キャラに対する萌えとか考察とか、まだまだ他にもプレイしていて感じた事はたくさんあるのですが、そちらはおいおい語っていく事にします。随分長くなってしまったので今回はこれでおしまい。

  • 2012/01/16(月)
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