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無題

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双子の病室には窓が無いと思う

続き

たぶん私は絵を描く事を始めとして、創作・芸術活動全般に向いてないんだと思う。
手先は不器用だしセンスも悪い。あとデッサンやってて感じたのは微妙なトーンの変化が他人より認識できないという事。
美意識は悪くない、と思う。他人が綺麗だと思う事と私が綺麗だと思う事はそれほどかけ離れていない。
ただその受け止め方が粗雑すぎて、何かを美しいと思う事はあっても、具体的にどこが美しいと感じるのかまでは分からない。
だから自分で表現しようとしてもできない。
感性って、何かを見た時、聴いた時、感じた時に自分に入ってくる情報をキャッチするセンサーの事だと思う。
このセンサーが敏感なほど入ってくる情報量は多いけど、私のこれは本当に鈍いと感じる。
物事を細かい所まで覚えられないし、あまり感動する事も無い。
他人が自分より感情豊かなのは、きっと色々なものを日々感じ取っているからなんだろうな。
そういう人から見れば私は本当に馬鹿に見えるだろう。気づかない、感じ取れないという事は馬鹿という事だから。
絵を描くのは感受性を研ぎ澄ます訓練になると思う。行き詰ってるけど。
でもこだわりさえ強く持てばきっと少しずついい絵になっていくはずだ。
あとは観察だな。良いと思ったものを穴が開くほど見つめれば、何が良いのかきっと気づくはず。

  • 2011/10/27(木)
  • 落書き&習作